個人事業主として働く場合に定年はない。どこまで働けるのかは健康状態にもよるが、やりたいところまでやり抜けるところがこの個人事業主としての働き方の魅力である。また、個人事業主から法人化する場合もあるが、その場合であっても利害関係者が少ない場合にはほとんど変わりはなく、同じように定年はないことからやれる範囲で頑張ればよいということになるのだ。
事業を拡大していけば自然と関わる人間も増えていき、自分の健康状態によって事業を終了させるというわけにはいかなくなる。したがって、あくまで個人で事業をしている場合やあるいは関わっている人間が少ない状態であればこその働き方ということになる。関わる人間が多くなれば、それだけ事業をやめる際に重荷になったり、あるいは迷惑をかけることにつながるからである。無論、個人事業からスタートして法人化し、より事業を拡大させ結果的に大きな仕事をしていくことも重要ではある。
その場合も、後継者がいれば後を継いでもらうことも可能ではある。ただ、個人で事業をしている人の全員がそのような仕事の仕方を好まないこともあるために、どこで事業をやめるかあるいは継承してもらうかも判断する必要がある。個人での事業の場合には、事業をやめる際には利害関係者への通知とあいさつや行政への手続きにより、やるべきことはほぼ終わることになる。その他には今後の生活をどうしていくかを考慮しなければならない。